葬儀、その後-キリスト教における「永代供養」

葬儀だけでは終わらないキリスト教

 教会では葬儀を承りますが、葬儀が終わればもうそれで関係が終りではありません。葬儀をするということは、一般的にお墓に入ると言うことになりますので納骨式も承りますし、命日の日に記念会といって法事のような儀式も希望がありましたら承ります。それは全て教会でということではありません。ご自宅や会場に出張もいたしますし日程の相談にも真摯に向き合わせていただきます。

永遠の生命に生きる者を記念するキリスト教

 また教会では一般的に11月の初旬に永眠者を記念する礼拝をお捧げいたしますので、そちらにご出席いただきまして故人を記念していただくことも良いでしょう。キリスト教会では、ご遺族が記念会や礼拝にご出席が出来なくても毎年、葬儀をいたしました故人をキリストに連なる者として記念して祈りをささげます。その意味でキリスト教の葬儀を行うことは自動的に「永代供養」となるのです。

教会はすべての人に開かれています

 私が所属している宮崎教会では教会員ではないけれども教会に過去関係していた方のご葬儀も承っています。そのご遺族も葬儀を通して教会と繋がってくださり記念の礼拝など一年に一度来てくださっています。教会はそういった一年に一度来る方も心から歓迎しています。なぜならそのご遺族も神様の導きによって繋げられた仲間だと認識しているからです。

 葬儀は死にかかわることであり、終わりの式というイメージがあります。しかし、葬儀はご遺族にとって神と出会い教会と繋がる始まりでもあるのです。教会はそういった方々との出会いを大切にし、いつも覚えてお祈りを捧げる場でもあります。もし、教会と関わりが無かったとお悩みの方がおられましたら安心して教会にお任せください。真摯に対応させていただきます。

張宇成
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